介護福祉業界の経営指標について(1)

 

介護福祉業界は、人件費比率が高い産業である「労働集約型産業」です。

 

労働集約型産業の例としては、運輸業、飲食業、宿泊業、介護福祉業、美容サービス業、など

がありますが、介護福祉業界は特に労働集約型の特徴が強い業界であるといえるでしょう。

 

 

そのような産業におきまして、他の業界にも増して重要になってくるのが

労働生産性」の経営指標です。


労働生産性は、付加価値生産性とも呼ばれ、

労働者一人あたりにつき、どれだけ付加価値を生み出したかという指標です。

 


労働生産性 = 付加価値 ÷ 従業員数

 

 

で表されます。

 

 

付加価値は通常「粗利益(売上-原価)」と考えますが、介護福祉業界の場合、

製造や、原材料、仕入れもないので、付加価値=売上(収入)とし、

それを「常勤換算の従業員数」で割ったものと考えましょう。

そうすれば分かり易いと思います。

 

 

常にこの指標の数値が頭に入っており、改善を意識し続けることが重要です。
改善の具体的な取り組み方法については、ここでは割愛させて頂きますが、

 

もちろん、労働の効率性を上げるために、仕事を雑にする、
手抜きをするのでは話しになりませんし、それでは労働生産性は向上しません。

サービスの品質は維持・向上させながら、仕事の効率性を高めていくことが、

利用者様、そのご家族様に喜ばれる施設であり続けるために必要です。

 

 

繰り返しますが、

 

 

労働生産性 = 付加価値 ÷ 従業員数

 

常に意識することです。

 

 

(記事:アイ・コンサルティング 経営コンサルタント 谷川宏樹)